胡蝶蘭はお供えにも贈れる花。恥をかかないようにマナーをしっかりチェックしよう!

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胡蝶蘭といえばお祝いのイメージが強いですが、実はお悔やみのお供えにも胡蝶蘭を贈ることができるのです。ただし、お祝い事よりさらにマナーには気をつけなくてはいけません。

今回は胡蝶蘭をお供えにするときの選び方やおすすめ、マナーなどをご紹介します。

1. お供えに相応しい胡蝶蘭の選び方

せっかく胡蝶蘭を贈っても、マナー違反で恥ずかしい思いをするのは避けたいところ。葬儀や法事のときのお供えに胡蝶蘭を贈るときの選び方をしっかりとチェックしておきましょう。

1-1. 色は「白」

通夜や告別式などの葬儀までは胡蝶蘭の色は「白」が基本です。白は白でも赤リップの胡蝶蘭は紅白になってしまうのでNGです。

四十九日以降も基本的には「白」の胡蝶蘭が一般的ですが、遺族を明るい気持ちにしたい、故人の好きな色を贈りたいといったときは、法事の雰囲気に合わない場合を除き、明るいカラーの胡蝶蘭でもOK。法事の際に迷ったときは、カラーの胡蝶蘭を贈ってもいいか遺族に相談してみるといいでしょう。

1-2. 値段は「10,000~30,000円」

お供え用の胡蝶蘭の金額相場は10,000~30,000円。個人の場合は10,000~20,000円程度、法人になると20,000~30,000円程度の胡蝶蘭を選ぶことが多いです。

胡蝶蘭は少し高いので、個人で贈るときは一人ではなく数名で贈るのもありです。また胡蝶蘭の金額は相手との関係性で決めますが、あまりにも高額になると相手に気を使わせるので、相場以上の胡蝶蘭を贈るのは控えた方が無難です。

1-3. ラッピングは「紫」「緑」「白」

一般的にお供え用のラッピングは、控えめな色にリボンをします。色は紫が多く、続いて緑や白などが使われます。ラッピングは自分ですることはないので、注文する際に葬儀や法事で贈る旨を伝えればOKです。

1-4. 立て札は「供」「御供」

立て札には「供」または「御供」と書き、贈り主の名前(社名)を記載します。受け取る相手の名前は書きません。こちらもラッピングと同じく自分で書くわけではないので、注文時に伝えれば大丈夫です。

2. お供えにおすすめの胡蝶蘭はこちら

お供え用の胡蝶蘭の選び方がわかっても、通販サイトやカタログにはたくさんの胡蝶蘭があるので、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

百聞は一見に如かずということで、実際にお供え用に贈るのにおすすめの胡蝶蘭をご紹介します。

3. お供えで胡蝶蘭を送るときのマナー

お供えで胡蝶蘭を贈るときのマナーは、選び方を守れば基本的には失礼にあたりませんが、贈るタイミングを覚えておきましょう。

枕花や供花として胡蝶蘭を贈るときのタイミングは通夜当日。葬儀用の花は早く手配した方が気持ちも伝わるのではと思ってしまうかもしれませんが、正式な訃報の案内を受ける前に贈ってしまうと早すぎるため、遺族に「死を待っていた」、「準備していた」のではという気持ちにさせてしまう可能性があるからです。法事の際は前日、または当日の朝に着くようにするといいでしょう。

4. お供えで胡蝶蘭を送るときのNGポイント

鉢植えで贈ることが多い胡蝶蘭。一般的に鉢植えで贈ってもいいものですが、仏教では鉢植えの中の肥料=不浄なものと言われているため、信仰の深い人にとっては胡蝶蘭を鉢植えで贈るとマナー違反になることも

そのためアレンジ花やスタンド花にすると◎。胡蝶蘭と他の花をアレンジしてもいいですが、お供えにはバラなどのトゲのあるもの、毒のあるもの、ユリのように香りの強い・花粉が多いものはNGなので気をつけましょう。

最近は家族葬など親しい人だけで少人数で済ませることも増えてきています。そのため、大きなスタンドで胡蝶蘭を贈ってしまうと飾る場所に困ることも。胡蝶蘭はサイズも選べるので、会場の規模も考えて贈りましょう。

また、元々訃報の際に「供物・供花辞退」の記載があるときは贈ってはいけません。遠慮しているのでは?と無理に贈るのはNGです。相手は香典返しや挨拶回りをすることが困難という理由で辞退している場合があるからです。

まとめ

胡蝶蘭はお祝いだけではなくお供えとしても贈れる万能なお花です。しかし葬儀の際はいろいろとマナーがあるので注意して贈りたいものですね。個人だけではなく会社で手配することもあるかもしれません。大人としてきっちりマナーを覚えておきましょう。

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