お祝いに胡蝶蘭を贈るときに気をつけるべき5個のポイントと選び方

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取引先の移転のお祝い、友人の開店祝いや結婚式などにお祝いの気持ちを形で伝えたいとき、お花を贈ることってありますよね。

贈る花というと胡蝶蘭を想像する方も多いと思いますが、実際に贈るタイミングになると

贈る花って胡蝶蘭で大丈夫なの?
贈る時に気をつけるポイントってあるの?
何を基準に選んだらいいかわからない・・。

と不安になることはありませんか?

そこで、こちらのページでは、

・胡蝶蘭がお祝いになぜ選ばれるのか
・贈る時に気をつけるポイント
・お祝い用の胡蝶蘭の選び方

の3つをご紹介させていただきます。

これを読んで不安を解消しておきましょう!

1. 「胡蝶蘭」はなぜお祝いに贈られるのか?

「お祝い=胡蝶蘭」というイメージがある方が多いと思いますが、ではなぜ胡蝶蘭がお祝いでよく贈られるのでしょうか?

ここではその理由を5つのポイントで紹介します!

1-1. 人気の理由①:縁起が良い

ご祝儀袋

胡蝶蘭の学名はファレノプシス・アフロディーテと言い、ギリシャ神話に登場する愛と美の女神、アフロディーテに由来しています。左右対称の花は「完全の美」と称されアフロディーテの名にふさわしい、美しい形をしていますね。

日本では咲いている花の形が、蝶が優雅に舞う姿に似ていることから胡蝶蘭と名付けられました。

また、胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくるというもので、さらに色によって、白であれば「清純」、ピンクは「あなたを愛します」という意味を持ち、古代ギリシャの時代から子孫繁栄の象徴とされているほど、縁起の良い花として親しまれています。

お祝いに送るにはぴったりのとても縁起の良い花ですね。

 

1-2. 人気の理由②:歴史がある

自生しているピンクの胡蝶蘭

胡蝶蘭は、台湾、フィリピン、インドネシアなど赤道付近の国に自生しており、日本にはない植物でした。1836年頃に東南アジアで発見されると、美しい色と形が富裕層の人々を虜にし、まだ発見されてない種類の蘭を探すオーキッドハンター(蘭専門ハンター)が各地に派遣されたそうです。

このころの蘭は色や模様が入っているものが主流で、白い花は全体の1割ほどでした。

その後、明治時代の日本にイギリスによって伝えられた蘭ですが、入ってきた当初はとても高価で庶民には手の届かない花でした。

しかしその後、温室などの設備の発展と栽培技術の向上により、日本でも積極的に栽培されるようになり、庶民の間でも親しまれるようになっていきます。

明治時代の後期には品種改良も盛んに行われ、このころには白、ピンクなど現在でも人気な花色の胡蝶蘭も増えていきました。

このように胡蝶蘭は、設備の発展や栽培技術の向上により、安定的に供給されるようになったうえ価格も抑えられたことや、品種改良によりさらに日本人の好みの胡蝶蘭が作られるようになったことで、日本でも普及したと言われています。

 

1-3. 人気の理由③:花粉・香りが少ない

胡蝶蘭がお祝いとして選ばれる大きな理由として、花粉や香りが少ないことが挙げられます。

胡蝶蘭は花粉が外から見えない構造になっており、飾っている部屋の中や、持ち運んだりする際も花粉が飛散することがありませんし、衣服についてしまう心配も少ないので、花粉などが気になる病院などにも贈れるお花です。

また、胡蝶蘭は香りが少ないため、飲食店など香りの強い花が好まれないような場合でも安心して贈ることができます

 

1-4. 人気の理由④:一年中贈れる

胡蝶蘭はもともと熱帯、亜熱帯地方の花なので、温室での栽培が向いています。

日本の気候は胡蝶蘭には厳しい環境ですが、日本では栽培方法が確立され、品質管理も徹底されているので一年中胡蝶蘭を供給する事が出来ます

季節を問わず品質の良い胡蝶蘭が手に入るので、ギフトなどにも選ばれやすくなっています。

 

1-5.人気の理由⑤:花もちがよく、長く楽しめるから

一般的な花は、開花してから1~2週間程度しか花がもちません。

しかし、胡蝶蘭なら2~3カ月ほどキレイに開花した状態を楽しめるため、贈られた方が長く飾っておくこともでき、お祝いの場面でとても喜ばれます。

 

2. 心得ておけば安心!贈る時に気をつけるべき5つのポイント

お祝いに胡蝶蘭を贈ることのメリットを踏まえた上で、ここで気を付けておきたいポイントを5つご紹介します。

「お祝いしたい!」という気持ちだけで一方的に贈ってしまうと、相手にとって迷惑になってしまうことも…

そうならないためにも、しっかりマナーをチェックしておきましょう!

2-1. 贈るタイミング

猫 配送

開店祝いや開業祝いで胡蝶蘭を贈るときには、贈る日時に気をつけましょう。

贈る相手は開店準備や開業準備で忙しくしているはずなので、受け取る側が困らないように、日時を確認してオープンの邪魔にならない日にち、時間帯に届くように手配しましょう。

また、会社の昇任祝いや就任祝いではなるべく早く贈ることが大切です。

就任祝いなら就任当日昇任祝いなら発表から1週間以内には届けられるように手配するのが良いでしょう。

 

そのほかにも新築祝いや記念日、お誕生日など胡蝶蘭を贈るシーンは様々ですが、受け取る相手のことを第一に考えてタイミングを考えて贈ることが大切です。

そこで、開店祝いや開業祝いに胡蝶蘭を贈る際、事前に連絡を入れておくのも良いでしょう。

お祝いを贈りたい旨を伝えることで、贈るタイミングを調整することができますし、受け取る側が飾る場所を事前に考えられるのも良いですね。

 

2-2. 仏滅は避ける

お祝いを贈る際、気をつけたいのが六曜です。

その日の吉凶運勢を示したもので、お祝いを贈るなら大安に贈るのがベストです。しかし開店祝いなどで、どうしても大安では日が合わない場合でも、仏滅は避けるのが無難です。

仏滅は「万事に凶の日」とされているのでお祝いの日には相応しくありません。

最近では気にしない人も増えていますが、贈る側の心配りとして意識しておいた方がよいでしょう。

 

2-3.お見舞いには贈らない

一般的にお見舞いに鉢植えを贈ることは、植物の根が「根付く」ことが、病で「寝付く」ことを連想させると言われているためタブーとされています。

胡蝶蘭に限らず、鉢植えをお見舞いに贈るのは避けましょう。

 

2-4. 立札(木札)やメッセージカード

お祝いで胡蝶蘭を贈る場合には、立札(木札)やメッセージカードを付けることがマナーとなっています。

その書き方には様々な種類がありますが、基本的に「御祝いの言葉、ご依頼主」を表記することが一般的です。

また、立札の使い分けとしては、

立札(木札):取引先など、フォーマルなシーン
メッセージカード:親しい相手に贈るカジュアルなシーン

とすると間違いありません。

 

2-5.ラッピングの色は「赤」を避ける

 

胡蝶蘭をプレゼントするときに、鉢がむき出しのまま贈るのはあまり相応しくありません。そのため、鉢が隠れるようにラッピングをしてから贈るのが一般的です。

ラッピングに使用する色に決まりはないため、基本的に何色でもOKです。

しかし、「赤」だけは火事や赤字などマイナスのイメージを連想してしまうので、避けておいた方がよいでしょう。

 

3. お祝い用の胡蝶蘭の選び方

ここでは、お祝いに相応しい胡蝶蘭の選び方を解説します。

価格の相場や花の立ち数、色など気になるポイントばかりなので、ぜひチェックしてみてください!

3-1. 相場/費用感

胡蝶蘭を世話する男性

お祝いで胡蝶蘭を贈る際の相場は贈る相手や目的によって様々ですが、「マナーとして適切な金額は◯万円」という決まりはありません

当社をご利用いただくお客様では、開店祝いや開業祝いに関しては、15,000円~30,000円個人的なお付き合いの場合は、10,000円~20,000円が多い印象です。

商品名 ホワイト/2本立て 17輪前後 ホワイト/3本立て 27輪前後 ホワイト/5本立て 45輪前後
価格(税込) 12,000円 19,000円 36,000円
・個人的なお付き合いの方へ

・スペースの限られたお店にも〇

・個人的なお付き合いの方から取引先まで

迷ったらコレ!

・取引先へ

・豪華な見た目で特別感を演出

 

3-2. 何本立ちがいいか

送るときには「立て数」も考えなければなりません

立て数というのは簡単にご説明すると、「1鉢から生えている胡蝶蘭の茎の数」に注目した分け方です。
1本立てから10本立て程度まで胡蝶蘭の茎の数によっていくつか種類がございますが、中でもお祝い用に人気なのが、「3本立て」・「5本立て」・「7本立て」の胡蝶蘭です。

古くから「奇数」は縁起がよいものとされてきた日本では、胡蝶蘭の立て数も「3本立て」・「5本立て」・「7本立て」がお祝いにふさわしいと考えられています。

この「3本立て」・「5本立て」・「7本立て」の胡蝶蘭には、それぞれ贈るのにふさわしいシーンがあるので、ひとつずつ見ていきましょう。

3本立ての胡蝶蘭が贈るシーン

お祝い用の胡蝶蘭の中で定番なのが、「3本立て」です。

1つの鉢から3つの茎が生えている3本立ての胡蝶蘭は、程よいサイズ感が魅力。

大きすぎず小さすぎないので、胡蝶蘭を贈られた方が置き場所に困ることはそうそうありません。

また、3本立ての胡蝶蘭は5本立て・7本立てと比べるとお値段がお手頃なのもポイントです。

そのため、贈る側も購入しやすく、また胡蝶蘭をもらった側も負担を感じにくいという点からも評判となっております。

5本立ての胡蝶蘭を贈るシーン

3本立ての次に人気があるのが、「5本立て」の胡蝶蘭です。

5本立ての胡蝶蘭が特に好まれるのは、ビジネスシーン。

もちろん「プレイベートシーンで5本立ての胡蝶蘭を贈ってはいけない」というわけではありませんが、3本立てよりもフォーマル感の強い5本立ての胡蝶蘭は主にビジネスシーンで好まれる傾向があります。

たとえば、重要なお取引先の上場祝いや開店祝い、開業祝いなどでは、5本立ての立派な胡蝶蘭がふさわしいでしょう。

また、お世話になった恩師や上司の方の還暦祝いなど、特別なプライベートシーンにも5本立ての胡蝶蘭は最適です。

「特に懇意にしている取引先が、特別におめでたい場面を迎えている」。「本当にお世話になった大切な方の人生の節目をお祝いしたい」。

そんな場面には、5本立ての胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。

7本立て胡蝶蘭が最適なギフトシーンとは?

7本立ての胡蝶蘭は、5本立てよりも更にゴージャスで特別感があります。

取引先の社長就任祝いや受賞祝いなど、人生の中でめったにないようなお祝いのシーンには7本立ての胡蝶蘭が最適でしょう。

ただし、7本立ての胡蝶蘭は大変大きく、飾るのに十分なスペースが必要なので7本立ての胡蝶蘭を贈る場合は、贈り先に十分なスペースが確保できるのかどうかを確認するのがマナーです。

2-3. 色の選び方

 

白の胡蝶蘭は「清純」という意味があり、どのようなお祝いシーンにも適した色なので、開店祝いや移転祝いなどで色に迷ったら、白を選ぶとまず間違いはありません。

また、ピンクや黄色の胡蝶蘭も人気です。ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛します」という意味が込められているため、愛する人に贈る花として人気で、母の日や金婚式などにも最適です。

 

まとめ

胡蝶蘭は、古くから縁起が良いと様々な国でお祝い用に親しまれてきた縁起の良いお花なので、ぜひ大切な人のお祝いとしてご利用いただければ嬉しいです。

また、シチュエーションにあった胡蝶蘭を選ぶために、少しでもこのページの情報が参考になれば幸いです。

もし、色々と調べてみたけれど、まだわからないことがある。。という場合には、
その道のプロに直接聞いてみるのがベストです!

何か困ったことがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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