上場祝いに贈る花は胡蝶蘭がおすすめ!胡蝶蘭をおすすめする理由や贈るタイミングを解説

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大切なお取引先が上場した際のお祝いには、お花をお届けするのがおすすめです。中でも上場祝いに相応しいお花が「胡蝶蘭」。上場祝いなどのビジネスシーンではいくつかの注意点やポイントがあります。

ビジネスの成功祈願だけでなく、しっかりとお祝いの気持ちが届くようにマナーや気遣いに留意しましょう。

1.そもそも「上場」とは?

上場祝いでお花を贈る前に、まずは上場に関する基礎知識や気をつけておきたいことをご紹介します。お祝いの気持ちがしっかりと届くように、準備段階から抜かりなく行うように心がけてください。

1-1.上場とは

そもそも「上場」とは、証券取引所で会社の株式が売買されるようになることです。また、証券取引所で売買される株式を発行している企業のことを「上場企業」といいます。上場したことにより、社会的な信用や知名度が上がり、人材確保をしやすくなったり、管理体制の充実や強化ができたりとたくさんのメリットがあります。

しかし、上場するには非常に厳しい基準をクリアしなければなりません。そのため、全ての株式会社の中で1%未満しか上場企業がいないとされています。上場するということは企業にとってはとても喜ばしいことです。失礼のないように、しっかりとした上場祝いを贈ることが大切です。

1-2.上場祝いを贈る際に確認すべきこと

では、上場祝いを贈る際に、確認しておくべきことはあるのでしょうか?ここでは、2つのポイントをご紹介します。

上場のパターン

上場にはパターンがあり、下記の4つに分類されます。どの上場に当たるかによってお祝いの相場も異なるので、必ず確認をしてください。

  • 新規上場(=株式公開) 初めて株式を上場できるようにする(証券取引所に売買できるようにする)
  • 東証一部上場 上場市場を東証二部から一部へ変更すること
  • 市場変更 上場市場をマザーズ・名証などから東証二部などへ変更すること
  • 指定替え 上場市場を東証一部から二部へ変更すること

特に注意しておきたい点は「指定替え」の場合です。指定替えは東証一部上場企業が上場基準を満たさずに降格してしまい、東証二部になることをいいます。この場合はお祝いを絶対にしてはいけません。

そのため上場祝いを贈る際は、しっかりと確認することが重要です。

上場市場と上場日

上場祝いを贈る際のタイミングとしては、上場当日か、上場お祝いの式典当日に合わせるのが一般的です。そのため、上場日などを間違えることがないようしっかりと確認することが大切です。

通常では、上場予定の会社の主幹事証券会社の公式サイトなどに上場市場や上場予定日等が記してあります。主幹事証券会社は「上場予定の企業名+主幹事証券会社」で検索できるので前もって確認をしておきましょう。

上場

2.上場祝いのお祝いに胡蝶蘭がおすすめな理由

ビジネスシーンでは、 贈答用に重宝されるお花が「胡蝶蘭」です。上場祝いに胡蝶蘭がおすすめである理由は4つあります。

2-1.華やかな見た目

上場祝いに胡蝶蘭が選ばれる最大の理由は、見た目の華やかさです。お花の中には豪華な見た目の花もたくさんありますが、華やかさと美しさ、さらには気品を併せ持った花はそう多くありません。中でも胡蝶蘭は、ただ華やかなだけでなく、ビジネスシーンにふさわしい気品に溢れたお花です。

また、上場祝いにおいて、贈られる胡蝶蘭の数は、会社の信用度が高いことのアピールにもなります。上場祝いでの胡蝶蘭の鉢数は、会社の威信を象徴するとも言われているため、他のお花や品物を贈るよりも、胡蝶蘭を贈る方が取引先にも喜ばれます。

2-2.縁起のいい花言葉

胡蝶蘭は、縁起のいい花言葉を持っている点もおすすめの理由の一つです。胡蝶蘭には「幸運が飛んでくる」「今後の発展を祈る」などの花言葉があります。さらに、鉢植えには「根付く」という意味合いもあり、社会に根付いて仕事をする意味も込められます。そのため、鉢植えの胡蝶蘭は「幸運」と「根付く」という2つの意味を持つため、縁起のいい花とされているのです。

2-3.香りや花粉が少ない

胡蝶蘭は、香りや花粉が少ないお花で、医療関係などのさまざまな業態にお贈りすることができるお花です。取引先によっては、香りや花粉の飛び散りなどを気にするところもあるかもしれません。しかし、そのような場合でも問題なく受け入れやすい種類のお花です。

2-4.花が長持ちする

胡蝶蘭は、長持ちしやすく、手入れも非常に簡単です。水やりも毎日行う必要はなく、1週間〜10日ほどと手間がかかりません。さらに華やかさを保ったまま1ヶ月以上も咲き続けることがあるため、長い間胡蝶蘭の美しさを楽しむことができます。

胡蝶蘭 

3.贈る胡蝶蘭の花色は白色が確実

胡蝶蘭には、白色や黄色、ピンクなどさまざまな色がありますが、上場祝いには「白色の胡蝶蘭」を選ぶと確実です。取引先などの企業間での贈答用では、黄色やピンクなど少し派手な色よりも、白色を選ぶことで、ビジネスで重要な信頼感や清潔感などの好印象を与えることができます。

また、品種によっても違いがありますが、色があるものよりも白色の方がコスト面で良い場合があります。そのため、上場祝いでお贈りする胡蝶蘭は、ビジネスでよく重宝されている白色の胡蝶蘭をおすすめします。

胡蝶蘭

4.上場祝いに贈る胡蝶蘭の相場

先に説明しましたが、上場は4つの分類に分けられ、どのパターンでの上場祝いなのかによって相場が異なります。上場祝いでお花を贈る際の目安の相場は、「新規上場」と「東証一部上場」では3万〜7万円ほど、「市場変更」の場合だと2万〜5万円ほどです。

初めて上場する「新規上場」や、大きなステージに一歩上がる「東証一部上場」のお祝いは、特に相場が高いです。しかし、「市場変更」でも新規上場の際にお祝いをしていない場合は、新規上場と同じくらいの予算を組むことも。また、取引先との関係性が密な場合は、相場より多くなる場合があります。

5.上場祝いに胡蝶蘭を贈るタイミングと贈り先

上場祝いで胡蝶蘭を贈る際には、タイミングと送り先に注意しましょう。まずは、贈り先の企業が上場祝いの式典を行うかを確認します。

お祝いの式典やパーティーを行う場合であれば、「式典当日の朝に式典を行う会場宛て」でお祝いをお贈りします。一方で、式典やパーティーを行わない場合には、「上場の当日に会社宛て」でお贈りしましょう。もしも、どちらかわからない場合は先方にきちんと確認してから手配するようにしてください。

6.上場祝いで胡蝶蘭を贈る際のポイント

上場祝いで胡蝶蘭を贈る際のポイントは2つあります。お祝いの気持ちがしっかり届くよう、失礼のないようにポイントを確認しておきましょう。

6-1.立て札の書き方

立て札とは、誰から届いた贈り物なのかを明確にする役割があります。上場祝いでは、贈り先だけでなく、送り主の社名と肩書き、代表者名も記載した立て札をつけます。立て札の書き方は「御祝」「祝上場」や「祝 一部上場」、「祝 東証一部上場」などです。

また、立て札をつける際に気をつけたいことは、贈り先の社名を絶対に間違えないことです。漢字などの間違いがないか十分に注意してください。

胡蝶蘭 立て札

6-2.メッセージカードの書き方

メッセージカードは、お贈り先に直接メッセージやお祝いの気持ちを届けるために最適なアイテムです。形式にとらわれることなく、素直な気持ちを記載することが大切ですが、取引先に対しては敬語や丁寧語などで記載するように言葉使いには十分注意しましょう。上場祝いを贈る際に添えるメッセージとして、以下のような内容が一般的です。

「この度の株式公開を心よりお慶び申し上げます」や「貴社 御上場を祝しまして心よりお祝い申し上げます」などから書き始め、「御社の益々のご繁栄をお祈りいたしております」などで締めます。

忌み言葉は厳禁

メッセージを記載する際、「株価下落」や「経営不振」などを連想させる言葉に注意してください。上場祝いにふさわしくない、「終わる」「倒れる」「止まる」などの忌み言葉は、絶対に使用しないようにしましょう。

また、死や苦などの不吉な言葉も使用してはいけません。メッセージカードを添える際は、使用してはいけない言葉を記載していないか、否定的な表現にはなっていないかなど、十分に配慮することが重要です。

メッセージカード

まとめ

上場祝いは、企業にとって会社の大きな節目となる非常に大切なお祝いです。お贈りするお祝いには、喜ばれる胡蝶蘭をおすすめします。華やかで品のある胡蝶蘭は、その美しさだけでなく、贈り先の会社付き合いの広さや信頼の高いことをアピールすることができます。そのため、上場祝いに胡蝶蘭を贈ることは相手先に非常に喜ばれます。マナーやポイントなどをしっかりと押さえて、最適なタイミングで贈るようにしましょう。