胡蝶蘭の適切な置き場所を解説!

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お祝いなどで胡蝶蘭をいただいたけど、どこに置けばいいのかわからないということもあるでしょう。

置き場所の環境が悪いだけで胡蝶蘭を枯れさせてしまう原因になってしまうかもしれません。

ではいったいどのような場所に置くのがいいのでしょうか。

胡蝶蘭の適切な置き場所についてこの記事で紹介していきます。

1.胡蝶蘭は高温多湿地帯が原生地

台湾やフィリピン、タイ、インドネシア、マレーシアなど赤道付近の高温多湿地域に自生する野生の胡蝶蘭は、年間を通して温かく湿潤な気候のなかで過ごす着生植物です。

胡蝶蘭は、気温15~25度、空気中の湿度は60~80%の環境を好み、温度が低いことと、乾燥に非常に弱いです。

置き場所もこれらを考慮する必要があります。

2.胡蝶蘭を育てる理想の環境

胡蝶蘭を健康に育てる理想の環境は、やはり生息地に似た環境をつくってあげることです。
特に、温度、湿度、光、通風の4つが重要なポイントになります。

置き場所は4つのポイント全てに関係してきます。

一番おすすめの置き場所は「窓際のカーテンレース越し」です。

2-1.窓際のカーテンレース越しがおすすめの理由

冬の夜中を除き、窓際のカーテンレース越しがおすすめの理由はいくつかあります。

温度

胡蝶蘭は寒さに弱いです。7℃を下回る環境に置いてしまうと、花は凍傷になり枯れてしまいます。置く場所の温度には注意が必要です。花を長く楽しめる理想的な温度は、18℃~25℃です。

湿度

日本の気候であれば、ほとんど気を遣う必要はありません。理想は湿度50%以上です。乾燥していると感じる場合、霧吹きで葉水(はみず)をしてあげましょう。もし加湿器などで湿度を調整する場合、胡蝶蘭の近くに置いておくのは避けてください。ミストが直接当たると花びらにシミのようなものができる原因になってしまいます。

胡蝶蘭に直射日光に弱いです。カーテンレース越しの柔らかい日の光が理想です。直射日光に当たって光が強すぎるのも花がしおれる原因になりますし、直射日光では葉が焼けて病気や枯れる原因となってしまいます。

通風

胡蝶蘭は風通しの良い場所を好みます。普段から換気をするような場所や、人が良く通る場所は空気がよく動くのでとてもいい場所です。ただし、エアコンや暖房の風が直接当たるような環境に置いてしまうとすぐに枯れてしまうので注意が必要です。

3.冬の日没後は要注意

日没後、冬の夜は非常に気温が下がってきます。室内の気温は屋外に比べると高いですが、それでも、窓のそばは外の冷気が漂い温度は非常に低いです

冬は、日光が出ている時間帯以外は窓際から胡蝶蘭を離し、比較的窓際に比べたら温度の下がらない部屋の中央などに置きましょう。

特に冷え込みが厳しくなり、暖房が切られることも多い夜間は、窓際ではないところでも気温が10度を下回る可能性があります。

就寝中に胡蝶蘭が寒さで枯れてしまわないよう、寝る前には段ボールやビニール袋などですっぽり鉢を覆って保温するのがとてもお手軽にできる対策なのでおすすめです。

まとめ

胡蝶蘭の置き場所のポイントについて紹介しました。

置く環境を間違えると元気な花もすぐに枯れてしまうので注意が必要です。
冬の日没後は寒さに注意し、カーテンレース越しに置いて、いい環境で胡蝶蘭を育ててあげましょう。

胡蝶蘭はとてもきれいなお花です。花を長く楽しむためにも最適な置き場所を考えてみてください。