胡蝶蘭の葉は「健康のバロメーター」とも言われる箇所で、葉水をすることは胡蝶蘭が元気でいるためにとても大事なことです。
この記事では胡蝶蘭への霧吹き、葉水が必要な状況について解説します。
1.葉の緑色が、薄くなってきてつやもないとき
葉の緑色が、薄くなってきてつやがなくなっていたり、葉の一部が欠けたりして形が不揃いになっている場合、葉の健康状態があまりよろしくない状態です。
葉につやがないと感じたときは葉水をして水を与えてあげましょう。
胡蝶蘭の葉の状態などについてはこちらの記事で詳しく解説しているので見てみてください。
2.寒く乾燥が厳しい冬
胡蝶蘭は根は湿気に弱いのですが、寒く乾燥している環境にとても弱いです。
胡蝶蘭はそれほど水やりを必要とする植物ではありません。
10日〜2週間に1度水をあげれば十分で、もし「これ以上水をあげるわけにはいかないけど乾燥してそう」と感じるときは霧吹きをつかって葉水をしてあげましょう。
時間帯は、気孔が開いている午前10時頃までに行うのがおすすめ。
また、葉水には30度くらいのぬるま湯を使ってください。冬場の水道水は温度が低いので、そのまま使うのは胡蝶蘭にとってはよくないです。
葉水は、気孔のある裏側を中心に霧吹きでスプレーします。このとき、お花には水がかからないようにしましょう。また、葉の上に水が溜まっていたら拭き取ってあげてくださいね。
胡蝶蘭の冬の育て方に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
3.植え替え後
胡蝶蘭の植え替え後は普段の胡蝶蘭よりも、とてもデリケートになってしまっています。
そのため植え替え後1週間~10日ほどは水やりを控えることになります。
ここで水をやりすぎてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。初めての水やりは、植え込み材が十分に乾燥したのを確認してから、水受けに溜まらない程度の水をあげるようにしましょう。
水をやらない期間、乾燥が気になってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは葉水をしてあげましょう。
ただし、植え込み材に水がかかっては逆効果なのでそこだけ注意してください。
植え替えについては以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
霧吹きでの胡蝶蘭の葉水について紹介しました。
胡蝶蘭の根は湿気を苦手としていますが、乾燥するのもよくありません。
水はあげれないけど乾燥しているなと感じたときはぜひとも霧吹きで葉水をしてあげてください。
カシマ洋蘭園のスタッフです。胡蝶蘭のお世話のやり方や贈る際の注意点など、わからないことがあればぜひ参考にしてみてください