昇進祝いに胡蝶蘭を贈りたくても、どのような大きさのものを選ぶのか、色はどうしたら良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
社内だけでなく、社外の取引先となると、予算なども気になります。
今回は、昇進祝いに胡蝶蘭がなぜおすすめなのか、胡蝶蘭を贈る際の選び方のポイントやマナーなどについてご紹介します。
昇進祝いに胡蝶蘭を贈ろうと検討している方はぜひ参考にしてみてください。
1.昇進祝いに胡蝶蘭がおすすめな理由
1-1.花言葉の縁起がいい
胡蝶蘭には「幸運が飛んでくる」という縁起の良い花言葉があります。お花を贈った後もさらなる発展を願いますという意味があるため、お祝いなどに贈られることが多いです。
また、胡蝶蘭にはピンクや白など色もたくさんありますが、色によっても異なる花言葉が付けられています。
1-2.手入れが簡単で長持ちする
胡蝶蘭はとても花持ちの良い種類です。お手入れが難しいと思われがちですが、風通しの良い明るい室内に置き、週1回ほどの正しい水やりを行えば長い期間楽しむことができます。長いものだと4ヶ月以上も美しく咲くため、胡蝶蘭の華やかさが続くことも人気の理由のひとつです。
2.昇進祝いに贈る胡蝶蘭の選び方のポイント
胡蝶蘭はお祝い事などに贈られることが多いですが、昇進祝いの際に胡蝶蘭を贈る場合はどのようなものを選べば良いのでしょうか。
選び方のポイントについてご紹介します。
2-1.相場は相手との関係性によって決める
まずは胡蝶蘭の価格です。相場は大体1万円〜3万円ほどですが、相手との関係性によって決めると良いでしょう。個人か法人かによっても異なります。深い関係性のある相手や大事な取引先の方など、場合によってはさらに相場が高くなる場合があります。
2-2.胡蝶蘭を飾るスペースに配慮する
胡蝶蘭の大きさはさまざまあり、大きなものでは高さが1m、横幅は70cmもあります。飾るスペースを考えて贈る相手に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。小さいものなら高さ40cm、幅30cmのミディ胡蝶蘭、ミニ胡蝶蘭と呼ばれる種類があります。
2-3.奇数の本数の胡蝶蘭を選ぶ
お祝いの際は、奇数の金額や本数など割れない数字を大切にします。昇進祝いに贈るのであれば、3本立てや5本立てを選ぶようにしましょう。中でも最も多いのが3本立ての胡蝶蘭です。
2-4.色はオーソドックスな白がもっともおすすめ
胡蝶蘭には、白やピンク、黄色などの色の種類があります。中でも白色は、どんなお祝い事にも贈ることができる万能色です。ビジネスの上では定番の色になるので、色選びに迷ったら白を選ぶようにしましょう。
また、他の人の差を付けたい時や親しい間柄であればピンクなどにしても華やかになります。サイズと同じように色においても相手に配慮し、適切なものを選ぶようにしましょう。
3.昇進祝いに贈り物を贈る際のマナー
昇進祝いに贈り物を贈る際にはマナーや作法があります。しっかりとしたマナーや作法を知らないまま贈ると、相手の方に失礼なだけでなく、受け取った側の嬉しさも半減してしまいます。贈った方に喜んでもらえるようにマナーをしっかりと確認しておきましょう。
3-1.宛名の書き方
基本的なことですが、宛名の書き方は非常に重要です。相手の昇進した役職名と氏名は絶対に間違えないようにしましょう。電報や手紙などを贈る際には、正式な役職名と氏名を書く必要があります。
昇進祝いを贈る前には、再度昇進した正式な役職名になっているか確認するようにすると安心です。
また、社内で贈る場合は、同じタイミングで昇進する人がいるかどうかにも配慮しましょう。同時期に複数人の辞令が出ることはよくあるため、それぞれとお付き合いがある場合は、個別に用意する必要があります。
昇進祝いは個人のお祝いなので、まとめて贈ることは絶対に避けましょう。
3-2.昇進祝いを贈るタイミング
昇進祝いを贈る際には、タイミングも大切です。遅すぎても早すぎてもよくありません。一般的には、正式な辞令を確認して1週間以内がベストです。昇進の予定がわかった時点で早めに手配をしておくと良いでしょう。
事情があり、どうしても辞令前にお祝いを贈りたい場合は、昇進祝いではなく「内定祝い」にします。また、贈り先が取引先の場合は、前もって一報を入れるなどの配慮が必要です。
3-3.昇進祝いを贈る場所
昇進祝いに胡蝶蘭を贈る際には、贈る場所も重要です。基本的には、自宅ではなく勤務先の会社へ贈ります。胡蝶蘭はサイズの大きなものになるとスペースをとることになり、相手の迷惑になる可能性があります。事情があり自宅へ贈る場合は、事前にスペースがあるか確認しておくと良いでしょう。また、自宅に限らずオフィスによっても、スペースの確保が難しい場合もあるので注意しましょう。
3-4.昇進祝いを贈る方以外に、お祝いを贈るべき人がいないかチェックする
昇進祝いを贈る際に、同じタイミングで昇進している人がいる場合があります。特に取引先の方に昇進祝いを贈る場合は、贈る方以外の昇進や異動もしっかりと確認しておきましょう。取引先とのお付き合いで、するべきお祝いを見落とさないように注意してください。
3-5.お祝いの受け取りを辞退している場合は贈らない
それぞれの会社にも規定があり、お祝いの受け取りを辞退している場合があります。このような場合は無理に贈ってはいけません。事前に贈っても良いかどうかを確認するようにしましょう。
3-6.立て札やメッセージを用意する
昇進祝いの胡蝶蘭を贈る際には、立て札やメッセージカードを活用すると良いでしょう。立て札を添えることで、誰から贈られた花なのかすぐにわかります。種類は4つあり、木の板でできた木札、厚紙の台紙でできた木目調の立札、ハガキサイズの紙札と、名刺サイズの一番小さいメッセージカードです。
木札や木目調立札は別途に費用がかかることが多いですが、紙札やメッセージカードは無料のところがほとんどです。注文の際に確認しておきましょう。お祝いの言葉をしっかりと伝えたい場合は、メッセージカードを添えることでより気持ちが伝わりやすくなります。
立札を添える際は、贈り主だけを記載する場合と、先方の名前と送り主の名前を記載する場合の2パターンがあります。誤字脱字がないよう、発注した際にしっかりと確認することが重要です。
4.胡蝶蘭以外の昇進祝いにおすすめの贈り物
昇進祝いには胡蝶蘭が人気ですが、他にもおすすめの贈り物があります。ビジネスで使えるものでは、ボールペンや万年筆、手帳や名刺入れなどが男女問わず贈ることができておすすめです。また、名前を入れることができるグッズもたくさんあり、仕事に必要なボールペンなど以外に、名入れのお酒やロックグラスなどがあります。お酒が好きな方だと喜ばれるでしょう。
また、相手の好みなどが難しくてわからない場合には、カタログギフトを贈り物に選ぶ方も多くいます。どのような贈り物をする際にも、男性や女性、年代などを考慮し、相手に喜んでもらえるものを選ぶようにしましょう。
まとめ
お世話になっている上司や先輩、取引先の方の昇進祝いには、縁起のいい花言葉をもっている胡蝶蘭がおすすめです。昇進は贈られる方にとって、とても大きなイベントです。縁起のいいお花を贈ることでお祝いの気持ちがしっかりと伝わります。
華やかで豪華な胡蝶蘭は、持ちも良く長く楽しめます。大きさや色、贈る際のマナーなどをしっかりと確認し、相手に合った胡蝶蘭を選んで、心の込もった昇進祝いを贈りましょう。
カシマ洋蘭園のスタッフです。胡蝶蘭のお世話のやり方や贈る際の注意点など、わからないことがあればぜひ参考にしてみてください