1年間お世話になった方へ、感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮。上司の方や取引先などビジネス上でのお付き合いだけでなく、プライベートでお世話になった方にもお歳暮を贈りましょう。
お歳暮にはいくつかありますが、特にフラワーギフトがおすすめです。寒い季節は、外でお花を見る機会も少ないため、鮮やかなお花を贈ると喜ばれます。しかし、どのようなお花を選んでいいのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、お歳暮におすすめのフラワーギフトや贈る時期、喪中の場合について詳しくご紹介します。
1.お歳暮におすすめのフラワーギフト
お歳暮でフラワーギフトを贈る場合、たくさんのお花がありすぎて迷う方が多いです。贈るお花を選ぶ際には、目的以外に贈る相手のライフスタイルや好みなどに応じて選択することが大切です。
ここでは、お歳暮におすすめのフラワーギフトを4つご紹介します。
1-1.フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントには、生花とプリザーブドフラワーの2種類があります。
生花には特有の美しさがあり、お花の種類も豊富です。バスケットや陶器に入っているものもあるため、スタイルのバリエーションもたくさんあります。特に、上品なフラワーギフトを贈りたい場合におすすめです。
お花の種類によっては、やや高額になる場合もあります。生花のフラワーアレンジメントは、生花ゆえにこまめなお手入れをする必要があります。水を換える手間などがあるので、逆に負担になってしまう可能性もないとは言い切れません。その点にも注意して選択すると良いでしょう。
一方で、特殊な加工を施しているプリザーブドフラワーは、お手入れの必要が全くありません。そのため、贈った方に長く楽しんでもらえるお花です。お花の種類も多く、あまり見かけない色やスタイルなど種類も豊富なので、贈る方の好みに合わせてアレンジできます。
1-2.シクラメン
冬の代表的なお花として知られているシクラメンも、お歳暮のフラワーギフトとして人気です。ピンクや紫だけでなく、白とピンクの花びらがミックスされたものなど、カラーバリエーションも豊富にあります。
太陽が大好きなお花ですが、暑さには少し弱いため、温度管理が大事な種類です。花芽をたくさん作るため、大きく長く咲かせて長持ちさせるためには肥料をしっかりとあげなければなりません。上手に育てることができれば、6ヶ月近くも咲き続けるため、長く楽しめるお花といえます。
1-3.ポインセチア
クリスマスシーズンに見られるポインセチアですが、お歳暮のフラワーギフトとしてもよく選ばれるお花です。色がついている花びらに見える部分が実は葉っぱで、中心部にある黄色の部分が本当の花、という少し変わった植物です。
そんなポインセチアには「祝福する」「幸運を祈る」という花言葉があります。そのため、相手の幸せを願ってお歳暮を贈る際には、ぴったりのお花です。飾るだけで気持ちが明るくなるようなレッドカラーのお花と、きらびやかなラッピングに包まれることが多いポインセチアは、感謝の気持ちと華やかな雰囲気を運んでくれます。
1-4.胡蝶蘭
ビジネス上での取引先や、お世話になった上司などにお歳暮を贈る際には胡蝶蘭がおすすめです。お祝いごとやお礼の品を送ることが多いビジネスシーンでは、可憐で品のある胡蝶蘭は特に人気があります。「幸運が飛んでくる」という花言葉もあるため、非常に縁起が良いお花でもあります。
白やピンク、黄色など色もさまざまあるので、相手の好みや取引先の雰囲気に合ったものを選ぶと良いでしょう。もしも、どの色にしようか迷った際は、ビジネスシーンのどのような時でも重宝される、白色の胡蝶蘭を選んでおけば間違いありません。
また、胡蝶蘭は香りや花粉も少ないため安心して贈ることができます。さらに、お手入れも非常に簡単で、水やりもまめに行わなくても良いため、忙しい方に贈るフラワーギフトとしてぴったりです。高級感漂う胡蝶蘭は、目上の方や大事な取引先へのお歳暮としてぜひ検討してみてください。
2.お歳暮を贈る時期はいつ?
お歳暮を送る時期は、12月上旬から20日ごろまでです。昔はこの時期に、先祖の祭りを行ない子孫が食べ物を持ち寄って一緒に食べる行事がありました。それがいつからか形を変えて、贈答になったといわれています。年の暮れには、普段からお世話になっている方に感謝の気持ちと、これからもよろしくお願いしますという気持ちを込めてお歳暮を贈りましょう。
なお、お歳暮を送る時期は地域によって少し異なるため注意が必要です。関東では、11月下旬から12月20日前後と少し期間が長い傾向です。関東・関西どちらでも、12月20日までを目安にしておくと良いでしょう。
3.喪中の場合はお歳暮を贈らない方がいい?
お歳暮は、お祝い事の贈り物ではないため、喪中でも関係ないため贈っても構わないとされています。日頃の感謝を込めて贈るものなので問題はありませんが、喪中のマナーをきちんと理解しておくことが必要です。
のし紙は紅白を使用しないことや、送り状などにおめでたい言葉を使用しないなど配慮することが大切です。また、四十九日を過ぎていない場合は、お歳暮ではなく寒中お見舞いとして贈る方が良いでしょう。
反対に、贈る側が喪中の場合は、忌明け後に贈ることが一般的です。中には、相手の方が忌中の方からの贈り物を良く思わない場合もあります。時期を少しずらすか、どうしても贈りたい方には、事前に確認しておくと安心でしょう。
4.メッセージカードが付けれる場合は付けるのもおすすめ
お歳暮は、 1年間お世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈るギフトです。お礼を直接言えるのが一番良いですが、難しい場合は気持ちを込めたメッセージカードをつけて贈りましょう。
メッセージの内容は、感謝の気持ち以外に相手を気遣う言葉や、良い新年を迎えられるように祈る言葉などを書くことが一般的です。ビジネスの関係者や目上の方の場合は、言葉使いや漢字の間違いなどに気をつけましょう。親しい間柄の場合は、少し砕けた表現でも構いません。どちらも、日頃お世話になっていることへのお礼がしっかりと届くような内容になれば、受け取った相手にも喜んでもらえます。
まとめ
お歳暮にはフラワーギフトがおすすめです。なぜなら、寒い時期に贈るお花には感謝の気持ちだけでなく、お花自体が持っているあたたかな雰囲気も一緒に届けることができるからです。どのようなお花を選ぶか迷った際は、相手との関係性や相手の好みなどを考えると良いでしょう。
特にビジネスでお世話になった方には、胡蝶蘭を贈ると間違いありません。翌年も大切な仕事を円滑に進めるためにも、お歳暮を贈ることは非常に重要です。マナーとして贈る時期などに注意し、気持ちの良いお歳暮をお贈りしましょう。