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洋ラン(蘭)の育て方|日本でよく見る洋ラン4種類とその育て方

デンドロビウム

その華やかな見た目や縁起のいい花言葉などから、プレゼントとしてよく選ばれるお花に洋ラン(蘭)があります。ただ、洋ランをプレゼントとしてもらったときに、「他の花と違って、育てるのが大変そう…」と思われる方もいるのではないのでしょうか?

実は洋ランの育て方はあまり難しいものではないのです。

この記事では、洋ランの育て方について紹介します。

1.洋ランの特徴や生態

洋ランの特徴

一般的に「洋ラン」という名前はよく耳にしますが、「洋ラン」という品種が存在するわけではありません。洋ランというのは、明治以降に欧米から渡ってきたラン科の花の総称を指しています。

洋ランの多くは高温多湿な環境である熱帯から亜熱帯地域を原生地としています。

洋ランには、濃いピンクや白・黄色など花色が鮮やかなものが多い一方、日本などに自生している、花が小さく色が薄いランを洋ランと区別して「東洋ラン」と呼ばれています。

洋ランの生態

洋ランは高温多湿な熱帯から亜熱帯地域に原生しているため、「低温と乾燥した環境」を苦手としています。

そのため、日本の寒くて乾燥している冬のような環境には適していないのです。

洋ランを育てる際は、普段の水やりとは別で葉の様子が乾燥していると感じたら、霧吹きで水をやり、冬の寒い時期は窓際などには置かず、室内の温かい場所に置くようにしましょう。

また、直射日光を浴びると葉が焼けてしまうため、太陽光はカーテンレース越しに当たるようにするとベストです。

2.日本でよく見る洋ラン4種類とその育て方

ランの種類は非常に豊富で2万以上の品種があると言われています。その中でも日本の園芸店で目にする洋ラン4種類とそれぞれの育て方のポイントを紹介します。

2-1.胡蝶蘭(学名:ファレノプシス)

日本でランといえば、もっとも馴染みがあるのがこの胡蝶蘭ではないでしょうか。蝶が舞っているような花の形からその名前が付けられ、そのイメージから「幸せが飛んでくる」「純粋な愛」といった贈り物にも縁起のいい花言葉を持っています。

縁起がいいこと以外にも、黄色や紫、珍しいものでは青色などの種類の豊富さや、サイズも大きいものから中型のミディ、小型のミニまであるので、贈り物としての選びやすさも嬉しいポイント。

胡蝶蘭の育て方のポイント

まずプレゼントとしていただいたものであれば、ラッピングは外しましょう。

胡蝶蘭は花が散ったら終わりではなく「二度咲き」ができるお花です。機会があれば以下の記事で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてみてください。

花が終わった胡蝶蘭を2度咲きさせよう!ポイントを解説

胡蝶蘭の育てる上でもっとも気をつけたいのが「根腐れ」です。胡蝶蘭の水やりは「植え込み材が完全に乾いてから」が基本であり、普通のお花のように1日に1回のような頻度で水をあげると水のやりすぎによって根が腐ってしまう、「根腐れ」になります。

置き場所は基本的にカーテンレース越しに日があたる場所で、低温や乾燥したときは注意を払ってあげましょう。

胡蝶蘭

2-2.カトレア

洋ランの女王」と称されるカトレアは交配によって、新しい品種がどんどん誕生しており、愛好家も多く人気な洋ランです。

胡蝶蘭同様、色や大きさにさまざまな種類があり、大輪系は贈答品やブーケやコサージュなどにもよく利用されます。

ミディサイズやミニサイズは家庭でも栽培しやすい大きさのため人気です。

カトレアの育て方のポイント

一年を通して日当たりのいい場所が好ましいですが、他のラン同様に直射日光は葉焼けするのでNGです。

カトレアは元々高い木の上に着生している植物のため、雨で濡れた後乾くことを好み、水やりはメリハリが大事になります。春半ばから秋の初めまではたっぷりと与え、秋の終わりから冬は比較的乾かし気味で栽培します。蕾が伸びてきたら冬でも水は切らさないようにしましょう。

カトレア

2-3.デンドロビウム

デンドロビウムは品種がとても多く、アジア一帯の亜熱帯から温帯にかけて1600種類ほどが自生しており、日本にもセッコクという品種が自生しています。

ランの中では比較的寒さに耐性があり、ヒマラヤ山麓にも自生するなど、丈夫なランです。

デンドロビウムの育て方のポイント

デンドロビウムは花が咲き終わったら、萎んだ花がらを摘み取ります。全部の花が終わったら、株の根元に丸く大きくふくらんだバルブと呼ばれる茎の変形した部分があり、バルブの根元から花茎をはさみでカットしましょう。

このときの注意点は花茎をカットする際、バルブを切るとその後生育しなくなってしまうため、バルブを切らないようにしてください。

水やりに関しては胡蝶蘭同様、植え込み材が完全に乾いたのを確認してからあげるようにしましょう。日当たりについては他のラン同様、遮光してあげてください。

デンドロビウム

2-4.シンビジウム

シンビジウムは、東南アジアから日本にかけて自生する原種を交雑育種してできてきた洋ランです。ランとしては珍しく、寒さに強くとても丈夫で、定期的に植え替えを行い、日当たりのいい場所に置いておけばよく育ち、きれいな花を咲かせます。

シンビジウムの育て方のポイント

日当たりがよく、風通しのよい環境を好みます。寒さには強いため、冬に室内に取り込んでいるときも暖かい日中は少し外気に当てるようにするといいでしょう。

春に新芽を出してから秋にバルブが大きく太って完成するまでは、乾かさないようにたっぷり与える必要があり、特に夏は毎日十分な水をあげましょう。

秋から冬にかけては表面が乾いているのを確認してから数日おきにたっぷりと与えます。

シンビジウム

まとめ

洋ランについての特徴や生態と、日本の園芸店でよく見られる4種類の洋ランの育て方のポイントについて紹介しました。

難しく思われがちな洋ランの栽培ですが、ポイントを抑えればあまり難しいものではありません。

洋ランを育てる際にはぜひ参考にしてみてください。